嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 なぜ泣けるのか

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2002年4月20日に劇場公開された『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』

クレヨンしんちゃんの好きな映画ランキングで、ほとんどのランキングでトップ3に入っている
超人気な映画です

しかし、「大人向けの映画だ」「子供に見せに来たのに自分の方が感動してしまった」
など批判も少なくないです

子供も大人も楽しめる映画
クレヨンしんちゃんで一番泣ける映画として名高い作品

なんで泣けるのか

なぜここまで人気なのか迫っていきたいと思います

目次

なぜ泣けるのか

メインキャラが亡くなる

この映画の一番の見どころは、最後のしんのすけとずっと一緒にいた『井尻又兵衛吉俊(いじりまたべえよしとし)』が

最後にしんのすけと一緒に馬に乗っているとき、銃で撃たれるシーンでしょう

初めて見たときには、まさか撃たれて〇ぬとは思いませんでした

クレヨンしんちゃんの映画で味方サイドのキャラクターが亡くなるのはとても珍しいです

戦に勝った後に、どこからか撃たれるのですが
又兵衛が〇ぬフラグも雰囲気もなく、いきなり撃たれます

戦で勝ってみんなで、喜んでいる中急に銃声が鳴り響き

しんのすけの後ろに乗っていた又兵衛がずるりと
馬から滑り落ちます

このまま、ハッピーエンドだと思っていた僕は何が起きたのか分からず
唖然としてしまいました

カッコよく撃たれるわけでもなく、儚く散ってしまうところにリアルさと悲しさがあります

なんでここで、撃たれて〇ぬ必要があるんだと思ったのですが

本当は、しんのすけが来なければもっと早く亡くなっていたのです

歴史を修正するために亡くなったしまったのだと、思えば少し納得しました

もちろん悲しいです

ここで又兵衛としんのすけの最後の会話があるのですが

又兵衛が話している時、しんのすけの顔のアップと又兵衛の顔のアップが交互に映るのですが

又兵衛の顔はずっと変わらず少し柔らかい顔で

しんのすけはだんだん目が潤んできて
又兵衛が息を引き取った後に、号泣します

しんのすけだけでなく、又兵衛の家臣も泣きながら犯人捜しをして

又兵衛と両想いだった春日廉(かすがれん)は泣き崩れてしまいます

クレヨンしんちゃんでここまで悲しいシーンは、なかなか無いです

BGMもすごく悲しいBGMが流れており、悲しくなります

リアルな描写

クレヨンしんちゃんはギャグ漫画だから正直、戦とか適当に描いても

良いはずなのですが戦の戦い方、武器の使い方が凄くリアルに描かれています

クレヨンしんちゃんというコメディ作品の中に、うまい具合でリアルさがあり

見ていて実際に戦国時代に行ってみたらこんな感じなのかなと、思わさせられます

どういうところがリアルなのかというと

例えば、鉄砲を撃った後に次の弾を打つ前に弓矢を放つところとかです

盾が厚い板を使っているのではなく、竹を使っているところとかもめちゃくちゃリアルです

初見したときは、なんで竹なのと思ったのですが

厚い板では弓矢は防げるけど鉄砲は防げない、しかし竹では防げるのだ

竹を使えば簡単に鉄砲に貫通してしまう
しかし、貫通した後の話なのだ

竹を何個も束ねて使うことにより
貫通した弾が丸い竹に当たることで、左右に逸れていく仕組みになっているのです

僕もちょっと気になったので調べたのですが、ここまでやるかという感じですよね

でも、今作は命を扱っているので他のところを丁寧に描くことで

より悲しさや儚さが表現できたのではないのかと思います

又兵衛と廉ちゃん

二人について少し詳しく

井尻又兵衛吉俊(いじり またべえ よしとし)

春日家に仕える30歳独身の侍

ぼんやりと空を眺めるのが好きで、春日の国のみんなから『青空侍』と呼ばれている

母は病死、父と兄妹は戦死している

戦いにめちゃくちゃ強く、戦になれば『鬼の井尻』と呼ばれている

しかし女性には弱く、廉ちゃんの前では顔を真っ赤にしてうまく会話ができない

しんのすけからは『おまたのおじさん』と呼ばれている

春日廉(かすが れん)

この映画の冒頭のシーンで、野原一家の夢に出てきた美しい女性

春日家の姫

大蔵井高虎(おおくらいたかとら)という大名から婚姻申し込まれている

大名の娘としての覚悟はあるが、人間らしい生活に憧れており

しんのすけ達の時代、未来についてすごく興味を持つ

そんな二人は幼馴染であり、お互いに行為を寄せている

しかし、身分の違いから気持ちをお互い打ち明けられずにいた

この物語がラブストーリーなら絶対に付き合うであろう二人なのだ

二人の距離感や、お互いがお互いに使う言葉や表情を見ているうちに
早く付き合っちゃえと思ってきます

しかし今と違い身分の違いという壁があるからか、好意をなかなか打ち明けられない

正直、最後はこの二人が身分の壁を乗り越え付き合うのかと思ってました

しかし、最後又兵衛は撃たれて亡くなってしまうのです

二人は、思いを伝えることが出来ずに永遠の別れを果たしてしまうのです

まさかこんな悲しい結末になってしまうなんて

その後、しんのすけと廉ちゃんは二人で話すシーンでしんのすけは廉ちゃんに

本当は又兵衛は廉ちゃんのこと好きだったということを伝えようとするのですが

廉ちゃんはしんのすけの言葉を遮って

「もうよい もうよいのだしんのすけ」

という廉ちゃんの悲しげなセリフで涙が止まりません

しんのすけと又兵衛は、武士の誓い金打(きんちょう)をしていたのです

金打とは今でいう指切りげんまんみたいな感じのことです

しかし指切りげんまんより堅い約束をすること

その約束とは、又兵衛が廉ちゃんのことを好きということを誰にも話さないということ

廉ちゃんに「もうよい」と言われたしんのすけは

一人で金打をするのです

それが、何を意味するのかは具体的に描かれていないのですが

しんのすけが何かを決意して誓ったということは伝わってきます

この映画の最後のセリフは廉ちゃんの

「おい 青空侍」

で終わるのですが、今まで少し馬鹿にした表現で呼ばれていたあだ名が

廉ちゃんが悲しげに空を見ながら言うことで

切ない呼び方に聞こえてきます

ひろし

この映画でもしんのすけの父ちゃん『ひろし』のかっこよさは光ります

先に過去に行ってしまったしんのすけをすぐ追いかけます

しんのすけがどこに行ったのかも分からないのに、とりあえず行動する姿はとてもカッコいいです

しんのすけは過去に行ったから俺も過去に行くというひろしに対して

みさえは、

「過去に行ったとしてどうやって帰ってくるの?」
とひろしを追い詰めます

しかしひろしは

「しんのすけのいない世界に未練なんてあるか?」

と言います

しんのすけに対するひろしの、愛情が見えますよね

それにここのシーンでは、ほんとに小さい表現なのですが

電動髭剃りとT字の髭剃りをどっちにするか迷ってT字の髭剃りを

選ぶシーンがあります

ここで電動髭剃りを選ばないところで、過去で生きていく覚悟が見えますよね

流石ひろしですね

まとめ

好きな映画ランキングの上位にあっても、納得ですね

最初のしんのすけが幼稚園のバスに乗っているシーンで、一瞬だけ後ろの桜が映るのですが

桜ということは春

春は別れと出会いの季節

こういうちょっとした描写が、とても素晴らしいですよね

この映画の中ではずっと天気がいいです 

『青空侍』だからなのか

などと気になってしまいます

クレヨンしんちゃんきっての感動映画

『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』

見れば~ 

じゃまた


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